大森の池フアンクラブ
会報#8
![]() 楽しかったね!!「大森の池まつり」 画面の中でネコやヒヨコを飼い、自分に都合の悪いものは消してしまうゲームが氾濫する中、やはり「自然は大切だから」と森の中をバーチャル体験させることを考えている大人達がいます。果たしてそれが豊かな感性を育むことになるのでしょうか。実際に触って、感じて、痛みを体験しなければただの「知識」で終わってしまうのではないでしようか。 子供達を水辺や草原で思いっきり遊ばせてあげたい、本物の自然の中での体験が大切なのだ、と私達は今回の企画をしました。しかし、この池を生き物たちのサンクチュアリにしようと活動して来ただけに、大勢の立ち入りについて賛否両論がありました。議諭の末、事前調査をしてなるべく影響の出ないところを区切って行うこととし、将来環境を考えられる人間に育ってくれることを祈りつつ、一日だけ「生き物のすみか」にお邪魔をさせてもらうことにしたのです。 当日は379名(名簿上の人数。実際は,4 20〜30名)の参加者を迎え、41人のスタッフと、行政や企業の方々からも多くのご協力をいただき無事夏の一日を終えることができました。皆様、ありがとうございました。 まつりの内容は次の通り。 熱気球、はしこ車今回大人気の企画でした。鳥になった気分で空から池や緑のつながりを見ました。 ザリガ二釣り 冬の水涸れで少なくなってしまいましたが、さすが昔取った杵柄!大人達が何匹か捕まえて来て、子供達は水槽の中でのザリガ二釣りとなりました。 生き物さがしゲ一ム みんな大興奮。狩猟本能が目覚めます。草原に踏み込むと、こんなに沢山いたのかと思うほどの虫達が飛び立ちました。 魚類調査 何と不老川からフナ、モツゴ、ヒメダカ! 水質調査 CODが川では2Oppm。池ではOppm。透明度は75cmと125cm(透視度計の限界を超えていたため、本当はもっとあります。) ミニミニ観察隊「森づくり」地帯まで探検に行きました。この蝶はこの草を食べるなど、虫ど植物の面白い関係の話を聞きました。 カヌー、ボート ガマの中を漕ぎ進んでいるとネイチャーツアーに来ているみたい! (日比章子)
上記の対策が取られたにもかかわらず、川水の流入に変化はなく、水位が高い状態か続き、クレソンなどカモ類が食用としていた植物が繁茂出来ず激減しました。また、春から営巣していたバンやカイツブりが、池の水位の急激な変動に対処できず、その都度巣を積みドげたりしていましたが、最終的に高くなり過ぎたり、傾いたりして使用不能になり巣を放棄していました。会員が時々排水口のゴミ掃除をしていますが、とても迫い付かない状態です。(本来は管理者が行うべきことなのですが…) 新たに行う取水口改良工事の計画を2000年10月12日、飯能土木事務所より伺って来ました。 (1)取水口の越流堤の高さを現在の8Ocmから12Ocm(堤土標高109m)にする。不老川の堰の高さは100cmから136cm(堤土標高1O9.16m)にし、中央を25cm切り下げ、更に堰の下を潜らせるように川底に口径3Ocmの土管3本を設置する。従って、通常は不老川本流の水は土管の中を堰下流に流れ、池への流入はない。この工事によって池の貯水量は88.129t(基準貯水量)となる。 (しかし、土管が詰まることはないのでしょうか。詰まってしまうと簡単に掃除ができず、堰の方が高いため(渇水期であっても)現在より池に水が流入しやすくなります。) (2)排水口を2mのコの字形に網(フェンス様のもの)で囲みゴミによる目詰まりを遅らせる。(これではゴミを取り除くには池の水の中に入らなければならず、こま目に掃除ができなくなってしまう旨伝えた。) (3)池の下流部分の土手(北、東北部)を幅3m、高さ20cm嵩土げする。 (4) 着工は本年11月。 今回の計画については、私達にはまだ理解出来ていない部分もあります。しかし、いずれにせよ、池が100%機能しても、下流(藤沢地区)の洪水が防げないのであれば、地域地城で川へ負担をかけないような総合的な対策を検討し、早急に進めるべきではないでしょうか。 (相馬和彦・日比章子報告)
NEWS 大森池の生き物たちのポストカードが出来ました 池で観察されるトンボやチョウなどの美しい写真がポストカードになりました。(石渾直也氏撮影)5枚セットで500円。2シリーズあります。行事がある時に販売しています。 ウシガエルが増えています 昨年まではウシガエルは池の中で数匹が鳴いているだけでした。今年も嗚きは3個体ぐらいしか聞かれなかったのですが、秋になって池の岸辺で見られる子ガエルを見たら、殆どがウシガエルでした。二ホンアカガエルは滅多に見られず、ウシガエルの数は 恐らく千匹を上回ると思われます。水位が高い状態が続き、サギやカイツブりなどの天敵から逃れられたために増えたようです。大型のものはカイツブりなどの雛をも食べるといわれ、池の生態系のバランスを崩す恐れが高まっています。(石澤記) 南方性のシロヘリクチブトカメムシ発見 最近は温暖化の影響か、関東地区でも南方性の昆虫の飛来が各地で報告されています。ついこの間は北本でナガサキアゲハが採集されたことが新聞に載りました。大森池でも今年10月7日に池の西側でシロヘリクチブトカメムシが採集されました。ギシギシの葉上でハグロハバチを捕まえて体液を吸っていました。このカメムシはシャクガやヨトウガなど蛾の幼虫を補食する南方性の虫です。県内では今年川島町など数力所で確認されています。大森池は時々新参者が見られる面白い池です。(石澤記) *大森調節池に間する情報をお待ちしています。 *大森池のファンクラブは、大森調節池に興味を持つ人の集まりです。どなたでも池づくりに参加できます。 大森の池から 8号 題字 日比将人発行2000年11月10日 埼玉県生態系保護協会入間支部 ¨大森の池ファンクラブ¨ 連絡先〒358−0011 埼玉県入間市下藤沢1084―1CI04 tel/fax 042−963−7394(日比) |